4月11日
日々の意思決定を書き連ねてみる。
朝起きる。
寝覚めが悪いので新しい布団を買うことにする。都内で布団を買える店を探す。ここでのパラメータは距離と品揃え。日本橋西川を選んだ。
しかし、実際に足を運んでどういう観点で布団を選ぶかを想像して腰が重くなる。しかも西川はネットで見る限り単価が高い。選ぶのにも慎重になる。しかし今のところ寝心地のパラメータとしては布団の固さくらいしか思いつかない。しかも布団の固さが本当に寝心地に関係するのかも心もとない。
ということで5000円程度の厚みのあるマットレスを注文して寝心地を確認することにした。固さ以外のパラメータをこれで探索する。
マットレス注文後、運動について思いを馳せる。活動時間を長くしたいのだが、疲れからか、あまり起きていられない。運動によって活動時間が長くなるのなら導入したいが運動のために時間はとりたくない。ならば移動時間を運動にあてれば良いと思い至った。
移動時間を運動にあてるに際して、ネックになるのは鞄。革の手提げを使っているがこれは走るには適さない。手をあけたいのでリュックかそれに準じるものが良い。ここでのパラメータは体へのフィット感とデザイン。残念ながら21世紀においてhaptic deviceはあまり発達していないのでこれは店にいかないとわからない。こういうの擬似体験できないかなしかし。で店にいったけどどうもフィット感がないので今回はあきらめる。
走りながら野菜の摂取について考える。野菜はビタミンと食物繊維という観点から一定量は摂取したい。サプリメントでも良いとは思うが変化が無いので飽きる。近くに野菜ジュース屋があったのでここのメニューを日替わりで頼むことにした。ここでのパラメータはビタミン、食物繊維の摂取量と味。今日はにんじんジュースにした。
野菜ジュースの後はコーヒー豆を買いに行った。最近やっとコーヒーの味が区別できるようになってきた。温度が低い方が区別しやすい。味の変化は豆の種類、ローストは当然としてナチュラルかどうかでも味が変わる。ナチュラルの風変わりな香りが好きなので最近はそればかり飲んでいたが、今日は新しく入った豆にした。ルワンダの豆。
メモ:継続して意思決定を求められる場合に必要なものは2つ。指標と再現性。
8月11日
物事を抽象化して捉えると全て見えた気になってやる気がなくなる。対抗するには何気ない日々の手順を丁寧に追っていくことだ。たとえば炊事洗濯掃除。目前のものに集中し頭ではなく感覚で味わう。倦怠を打破するにはそんな訓練が必要なように思う。
一定のアウトプットをしないと澱が溜まってくる。今までその対象は人間だった。色々な人とふれあうことで手を変え品を変えアウトプットしていた。だが別に人間でなくとも良いような気がしてきた。たとえば文章。たとえば楽器。ただただ技術に習熟していくことに没頭する。それで充分なのではないか。とかく人間は辛い。距離を置きたい。距離を置けるような生き方をしたい。
舞台を観た。舞3つと楽1つ。わからないと突き放すのではなくなぜその表現なのかを理解するように努めた。が拙い。テーマは突き詰めたのだろうか。与えられたテーマから想起するものを表現するというのはわかる。だがそのままでは観客には伝わらない。切り捨て煮詰めた凝縮が必要だ。そしてその凝縮物をどのようにして伝えるか。そこで身体が問われる。技術が問われる。指先一本動かすにしてもそこに理由は必要だ。必然性の無い動きをしていいのはそういうコンテクストにある一部の人間だけだ。発散のみを感じた舞台だった。
140727
昨日は丸香にそうめん食べに行ったりヒナタカフェに行ったりしていた。あと秋葉原の猫カフェとか谷中珈琲店とか。谷中周りの店、軽食に良い気がするので今度いってみたい。秋葉原はカロリーの権化みたいな食事しかないのでこういう所は確保しておきたい。
今日はゴジラを観に行った。非常時において個人から軍まで様々なレベルの意志決定がなされるのだがそのほとんどが納得のいくものではなかったので違和感が大きく残る作品だった。また原発、津波、核とかなり日本にとってセンシティブな話題を扱っていたわりに扱いが雑だったのも心残りなところ。全体的に中途半端。これだったらひたすら怪獣の格闘戦に特化したパシフィックリムの方が遙かに良い。
今週は何もやる気が起きなくてひたすら人とごはんを食べに行き読書していた。ライ麦畑以外のサリンジャーを全て読んだ。ナインストーリーズ、バナナフィッシュ以外はまともに読んでいなかったことに気づく。
140620
昨日はとんかつ、今日は寿司だった。毎日誰かと晩ご飯を食べるという試みも今日で終了。それなりに楽しいけど予定が毎日入っているというのも大変だ。予定のことを気にしながら仕事をしないといけないし予定が入ってないと不安になる。
バルテュス展に行ってきた。平日なのでそんなに混んでいない。バルテュス本名じゃなかったそして本名全然バルテュスって感じじゃなかった。だんだん猫が記号化されていなくなるのに耐えられなくて後半は駆け抜けた。ミツが最高だった。そういえば後期で女性の顔がのっぺりとしてきてもしかして?もしかして?と思ってたら案の定浮世絵の模写とか出てきた。浮世絵好きねえ。知人が構図に粋を感じるタイプの画家は浮世絵を必ず通ると言ってたけどそういうことか。確かにミツはすごい。
罪と罰上巻を読み終わった。訳者の独特の日本語センスが光る。ドストエフスキー、全体的にテンション高めで好きなんだけどいかんせん長い。これから下巻に入るかと思うとげんなりする。
英語リスニング入門が届いた。あとDublinersも届いたけど紙のにおいに耐えられない。ペーパーバックどうにかならないものか。たぶん読まないまま人にあげる気がする。
140621
晴れていた。昼頃起き出して洗濯をする。家事の中で洗濯がいちばん面倒だ。スーツをクリーニングに出して罪と罰を図書館に返してから清澄白河へ。ブルーボトルコーヒーが開店するとかいう話が聞いたので行ってみたらまだだった。仕方ないのでクリームなんたらコーヒーへ。そこで見つけたカードにしたがって今度はヒキダシなんとかというカフェへ。ごはんがしっかりした素晴らしく居心地の良いカフェだった。帰ってからなにか足りない気がしたのでビールを飲んだけどそういうことではなかった。
140618
昼に少しぱらついたが概ね晴れていた。意外と空梅雨になるのかもしれない。午前中はゼミで輪読とプログラミングの勉強会。C++のクラス設計、基本的なところで詰まっているのでこれは先生のコードを読んで写経するしかない。輪読は章ごとの担当が決まったので予習しないと。機械学習の話もしないといけない。別に専門家ではないので原理に深く踏み込むというより実際に使っていく上でどんなツールがあるかの紹介くらいでいいか。
会社に行ってからは仕事の合間にGLMの歴史を追っていた。知りたかったのはどういう経緯を経てあのような統一的フレームワークに着想するに至ったのか。オリジナルを読んでもいまいちわからない。Nelderへのインタビューでは「よく聞かれるんだけどあまり覚えてないんだよね笑」みたいな回答になっている。インタビュー読み進めた限り5年前のこの論文でだいたいの着想は得ていてWedderburnの指数型分布族への造詣が加わってGLMに至ったというのが大体の流れのようで。
月曜から毎日誰かと晩ご飯を食べるというのを続けている。今日で3日目。今日は焼き肉。錦糸町。